活字三昧
あんまり怒らないね、とか、落ち着いた人だね、と言われることが多い私ですが、家の中では結構些細なことでキレています。今日は念願のベッドが届いたのに、上手く組み立たなくてキー!となってました。不良品のバカー!そしてそんなときはこすい意地悪をします。些細な不幸が主に弟を中心とした家庭内に撒き散らされます。さらに泣く。ワーッと泣くのではなく、ひとりでめそめそしてます。まあ、厳密には怒るというより、イライラする感じですが。もちろん女のヒステリーは醜いので家と身内とたまにしかしません…多分。あと、人に対して憤るというより、うまくいかなさに自分に対していらだつことが多いので、怒っているふうには見えないのかもしれません。大体のことは人のせいというより、人にそうさせられなかった自分のせいですから。
で、ストレス解消に本日の一冊はこちら>
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/11/08
- メディア: 単行本
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夢枕さんは昔から好きで、文学部の友人(男)にはバカにされましたが、好きなもんは好きなんでしょうがないです。文体が特に。陰陽師*1なんかに顕著に現われていますが、今日読んだシナンも似たような感じです。さらに、題材がスレイマン時代のトルコの建築家シナンの生涯を書いた話なので、先日の旅行の記憶も新たなうちにこんな話が読めて幸せ☆舞台となるイスタンブールやアヤソフィア、ロドス島やヴェネチアなども既に訪れたことがある場所なので、記憶の風景を土台に、物語がより精彩をもって目の前に現出します。うふふ。
で、話はのっけから夢枕さんお得意の「名」についての問答が入ります。この人は本当に「呪」や「名」という、物事に「名前をつける」という行為のもつ意味について話に盛り込むのが好きだなあという気がしました。まだ上巻しか借りてきてないので、早く下巻を借りに行きたいです。
夢枕さんで今他に読みたい本がこちら
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/07/31
- メディア: 単行本
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私の大好きな弘法大師ネタでしかも時代が日本に帰ってきてからじゃなくて唐時代ですよ!ひゃっほうvv天才留学生(「りゅうがくせい」ではなくここは一発「るがくしょう」と読んでおきたいところ)として唐にいた頃の話なんてなんてツボをついているのかしらとワクワクしています。橘秀才*2とかどんなキャラになるんだろ(出てこなかったら悲しい…)独特の筆致と、不思議キャラクタを書き上げる手腕は陰陽師で立証済みの夢枕氏がどんな人物像をつくりあげるか期待は高まります。
あ、空海ネタがちょっとでたので、ここでひとつ。前にも一度書いたことがあると思うのですが、時々聞かれるので。実は私がメルアドに使っているakasaという単語ですが、初めましての人に「これはどんな意味?」と聞かれることがあります。(本名などと全く無関係なので)普段はアカサタナのアカサだよんと言っております。ただ、それは後付けで、考えた時は虚空蔵菩薩のサンスクリット名を意識しておりました。コレを考えたのは高校三年生ごろ、ちょうど空海にはまっていた私は、虚空蔵菩薩がおきにいりだったので、これを広辞苑で引いた時にでてくるサンスクリットのローマ字表記をネット回線申し込み時の希望メールアドレスの三番目くらいに書いたのです。そしたら第二希望までが駄目で、結局コレになったのでした。虚空蔵菩薩というのは虚空の蔵、つまり無尽蔵という意味の名前を持つ菩薩様で、若い頃の空海が信心して経文を覚えるための超人的な記憶力を授かったというエピソードが(嘘だと思いますが)あります。記憶力にまっっったく自信のない私もちょっとあやかりたいなーという意味と、若い頃の空海への憧れを込めて使っています。
akasaの後ろのs2というのは、単にそのとき登録したメルアドがakasa@s2ほにゃららだったので、akasaが登録済みのときにこちらを使っているだけです。オタですんません。
web拍手>花粉症仲間だーい(T□T)今度スケートご一緒したいです(挙手)。薬は父親のを奪って飲んでます。