少女まんが

今週末は思う存分ぐうたらするぞ!と決意を固めて、予定を入れていなかったので、だらだらと昔買ったマンガを読み返していました。

中でも、思わず2日で14巻×3回読み直した逸品。

彼方から (1) (白泉社文庫)

彼方から (1) (白泉社文庫)

王道の少女漫画です。
あらすじといえば、普通の女の子がある日突然異世界に飛ばされて、でも健気に一生懸命に頑張って、悪と戦うヒーローを助けて世界を救い、最後は結ばれてハッピーエンド、といういわゆる王道ファンタジーです。何がいいってこの王道っぷりと、それを嫌味に感じさせない作者の素直さというか、バランス感覚でしょうか。それとちょっぴり説教くさい(笑)テーマ性。
日本人の、特に若い人は信仰心や宗教心、道徳心に欠けるといいますが、でも良質の少年・少女漫画や本が物語る「善いもの」というのは、それらに代替しなおかつ宗教の負の側面(度を過ぎた信仰心や派の対立といった胡乱な面/所詮読書という個人体験かつフィクションなので、そんなにシリアスになりえない)を持たない、守るべき文化と思うのです。

もちろん、イザーク(※ヒーロー)カッコいいよこんなやつ現実にいるわけないよキャー素敵!惚れる!!ああもうこんなのによしよしして欲しい!!!!ってなオトメ心をくすぐられるところも、少女漫画の醍醐味です。(ついでに今回はノリコ(※ヒロイン)の笑顔にもくらっときた…かーわーいーいー…)



春なので、庭の薔薇を切って貰って机に飾っています。綺麗。
薔薇は花の形も美しいですが、それぞれの品種につけられた名前も綺麗です。日本産だと、熱情とか緋扇とか。あと人名がついてるのも多いので、その人のイメージと重ね合わせるのも楽しく。マリアカラスとか、リンカーンとか、スイートジュリエットとか。
http://rose.catfish.gozaru.jp/ht.html