いたるところ桜

自転車で近所の100均やら雑貨屋やらに買出し。お弁当箱買っちゃいました*お昼代を節約節約。あとはノートとかファイルとかその他文房具と、定番の色シャツを二枚。なんだかとっても色気のない買い物です。古本屋では、バガボンドが一冊20円でしか買い取られないと知ってショックを受けているにーちゃんに、よっぽど「私が50円位で買い取りましょうか?」といってやろうかと思いました。バガボンド、途中まで友達に借りたんで、続きが気になってます。行きと帰りの道行きは、あちこちに咲いた桜に目の保養でした。天気もよかったし。
でも日本人てどうしてこうも桜がすきなんだろうなあとちょっと不思議に思います。はるか昔は桜より梅のほうが人気が高かったとかいう話も聞いたことがあるので、なにも日本人のDNAに桜を愛する心が組み込まれてるわけじゃないと思うんですよ。この季節、あちこちの庭にはそりゃあもう桜以外の花も咲き乱れていて、チューリップも山吹も椿…は終わりかけでしたが、桜のような、こう、ぼやーっとした色じゃなくて、鮮やかな花々を見ることができます。それなのに日本人は桜桜とばかり騒いでいるのはコレいかに。
確かに私も桜は大好きです。美しいと思います。じゃあ桜のどの辺りに美を感じるんでしょうか。色?形?枝ぶり?あんまり桜のにおいって言ってもぴんとこなくて、やっぱり見た目の美しさが大きいとは思います。八重桜のようにボタッとした大きい花よりも薄ピンクの桜が好きです。あ、桜は花びらが散るところが美しいんでしょうか?風に煽られて雪のようにひらひら落ちてくるという花は、確かに桜しかないような気もします。桜の花だけじゃなくて、そこに漂う光や風も含めたその一体の空気感が桜一本で変わってくる、そういう花だから皆桜に浮かれちゃうんでしょうか。
そんなことを考えながら買い物から帰ってきて、いそいそと今日のNHK深夜の「桜紀行」とかいう番組を録画予約していたら、父親に「なんでそんなもんがおもしろいんだ?」といわれました。
ほっといてくれ!