北京飯店と親父

弟も母親もでかけてしまって、父親と二人*1だったので、近くの北京飯店に昼ごはんを食べに行きました。トルコ旅行の話とか、弟の進路とか、妹の大学生活についてマーボーをかっこみながらしゃべってました。
そこで、大学生活で学ぶこととは何ぞや?という話になりました。父親は、妹が大学生活を高校生のノリでただ授業に出て勉強して単位をとればいいと思ってたら困る!と力説しており、じゃあどんな風にしてもらいたいの?と聞いたところ、自分のなかで大学生の頃に培った財産とは、自分の本当に好きなものを突き詰めた経験(彼は未だに洋楽特にブルース系のマニア…)だから、そういうことを見つけてほしいなどと言っていました。そんな父は大学時代はひたすら友人(しかも特定一人)とレコードを聴きまくった大学時代だったようです。
確かに小学校から高校までと、大学というのはやはり一本隔絶した線のあるところだといえるでしょう。だから高校時代の意識で授業を受けたり学校に通っていたらそりゃあちょっとまずいのも当然かな、とは思います。けど、だからといって大学生活の充実させ方はコレだ!と言い切れるものでもないんじゃないかな、と。むしろその充実のさせ方自体、人それぞれに任せられているのが大学生時代というものだと私は考えています。
私なんかは、大学の授業で自分の知らなかったマニアックな世界や、それらに踏み込んでゆく手段を学べたこと、そしてそれを実践する機会を(半ば強制的に/卒論とか演習とか演習とか…)与えられたことは大きかったと思うし、就活やサークル、バイトなどからも色々な経験を蓄積してきました。
もうすぐ卒業を目の前にして、振り返るといろんなものを手にすることのできた大学生活だったと、父親と妹の行く末を案じつつジャスミンティーを飲みながら考えた一日でした。
ところで、その頃、当の妹は新生活にむけて服を買って買って買って!と母親にたかりまくってキレられていたらしいです。とりあえずお前はまず金銭を稼ぐところから始めろと言いたい。

今日の一冊:図書館で借りたので、いそいそと読み始めました神林。

宇宙探査機 迷惑一番 (ハヤカワ文庫JA)

宇宙探査機 迷惑一番 (ハヤカワ文庫JA)

web拍手お返事:
ウチのサイト三月でサーバがサービス停止して消滅する予定なので、あんまりオススメしないです。ご、ごめんまだ移転先決めてないの…!!>しゃんぷ

*1:食事を作る能力のない二人。