久しぶりに

夏休みもあけてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。更新どころかブログすらサボりまくっていまして、死んでるんじゃないかとか、仕事が急がしいんじゃないかとか心配をおかけした方がいましたら、ホント申し訳ないです。ちゃんと元気に生きております。

さて、ここのところネットマナーだのネットでの付き合いだのの話を立て続けに聞きましたので、ちょこっと個人的な意見を言及しておきたいと思います。沈黙は金ですが、雄弁もまた銀ですので。やはり人間たるもの、折角習得している言語は使わなくてはなりません。話がよく見えない場合もあるかと思いますが、その点は流してください。



ええと、私は面倒くさがりです(いきなりぶっちゃけ)。そしてあくまでネットは趣味です。仕事や義務ではありません。なので、マイミクにしろ、更新にしろ、リンクにしろ、レスにしろ、ブログにしろ、書き込みにしろ、そりゃもう「する・しない」は個人の自由だと思うわけです。断って人間関係にヒビを入れるのも自由、断らずにしがらみを背負い込んで悩むのも自由、というわけです。そこは、メリット・デメリットを考え、個人個人がケースバイケースで対応していく問題です。私なんかの場合は、なるべくネットの片隅で細く長くマイペースにやっていくつもりですので、掲示板やらチャットルームやらカウンタやらのコミュニケーションツールに頼らない代わりに、それに振り回されることもしたくない、と。

また、ネットマナーというものは、「〜しなくてはならない」とか「〜すべき」とかいうものではなく、あくまで「マナー」です。そんな常識はずれのことしてると、皆様にぷぷぷと笑われちゃうわよ恥ずかしい、レベルのものです。著作権法だの個人情報保護法だの、法律に抵触する行為は社会の「ルール」を壊しますのでいただけないとしても、マナーは別に人それぞれでいいと思います。昨今「マナー」だの「常識」だのは、大変疑わしいものとなってきていますし。いわく、「今日の常識、明日の非常識」。国レベルで考えれば、感覚や常識が違うのなんて当たり前。また、年代間のギャップも非常に激しいですし、同じような年代・性別・国籍であっても全然ウマが会わない人もいる。ようは、人同士が円滑にコミュニケーションを行うための潤滑油として「マナー」があるわけで、それに振り回されてもいけないし、かといってあまりに疎かにして傍若無人に振舞うと、不要な反感を買います。つまり、「郷に入っては郷に従え」。
そして、マナーと同時にわすれちゃいけないのが、「好意」。つまり、「恋をすればあばたもえくぼ」。その無礼が他の人に許されているからといって、その人だからこそ許されている部分もある、ということです。裏を返せば、親密なのにあまりにマナーマナーと肩肘張っていると、親しみがないとか、一線を引かれている、とか非難を受けることにもなりかねません。人とのコミュニケーションに公平さはありえない。ありえないからこそ、特別の関係を築くということも出来るわけですから。その辺りのさじ加減というか、空気を読むことが大切です。
さて、上記のようなことをつらつら考えていると、うっわぁめんどくせ、とか我ながら思えてきます。なにしろ、具体的にXXしちゃいけない、とかXXすべし、とかいうことはないわけで、自分の頭で考えその場にあった振る舞いを考える必要がある、と。私は面倒くさがりですので、そんな難しくて面倒なことはすぐにほっぽらかします。つまり、多少の人間にはどう思われようがかまわないけど、これぞ、と思った人とは深くつきあっていたい、と。特にネットの場合は顕著です。なにせイヤでも顔をあわせなくてはならない現実の仕事場の人間と違って、イヤだったらネットをつなげなければいいだけの話ですから。
勿論、いやならつきあうな、は、極論です。でもその程度の覚悟でいれば、マナーだのに気を使いつつも気を遣いすぎて萎縮することなく、肩の力を抜いてネットの荒波を徘徊できるかなあと、そう思う次第なのです。