トルコの不思議な地形の一つに、きのこ岩というのがあります。↓

もともと岩質の違う二種類の岩のくっついたものがあって、それが長い間の侵食で、違った削られ方をしてこんな上に帽子をかぶったような変な岩の形になるそうです。トルコの観光旅行ツアーにいくと大体見せてもらえます。で、何で今更こんなことを思い出したかというと、

少年魔法士 (13) (ウィングス・コミックス)

少年魔法士 (13) (ウィングス・コミックス)

グィノー家(※主人公の元住まい)のモデルってコレか…!と。
最初にこの漫画を読んだときは、変な場所だなあ位に思っていたんですが、久しぶりに読み返して納得。なぜかというと、こういう岩がごつごつと抉れた地形の地方に、キリスト教が禁止された時代に修道僧らが隠れ住んでたという歴史があり、岩の中に教会があるような遺跡があるわけなんですが、まさにそういう設定にしっくり。
しかも、この作者がトルコ旅行エッセイも読んだことがあって、ああこういうところにトルコに遊びに行ったときの経験を生かしてるわけねえと思い当たったわけです。
で、つまりなにがいいたいかというと、何事も、教養や経験って大切だなあと。たかだか漫画を読むのにも、幅広い知識がないと、その作者がどうしてそこをそういう風に設定したかをなるほどと理解することは出来ない。そういうのってなんだか損をしている気分がしてちょっと悔しいのです。いつだって様々な経験をして、どんどん知識を吸収したいなあと思います。世の中につまらないことや無駄なことなんて一つもない。
来年も、よい一年になりますように。